社会人として仕事を続ける上で、将来に向けてのキャリアプランを立てておくというのは重要です。このことは、エンジニアであっても例外ではありません。

ときどき、自分はプログラミングが好きなので、黙々とそれだけをやって収入が得られれば十分だというエンジニアの方がいますが、変化の激しい世の中において、そういった考えは非常にリスクがあります。というのも、好きな仕事を続けるためには、それを与えてくれるクライアントの存在が必要不可欠であるわけですが、キャリアプランを明確にして計画的にスキルアップを図っていないエンジニアに対して、重要な案件をアサインしてくれるクライアントはそれほど多くはないはずだからです。

また、キャリアプランをしっかりと立てておけば、いざという時に迷わずに済みます。例えば、仕事に行き詰まって強度のストレスに苛まれた場合、キャリアプランが明確に定まっていなければ、進むべき道が分からなくなってエンジニアとしてのキャリアそのものを諦めることになりかねません。これに対し、プランがはっきりしていれば、先々の目標に向けてその時点で何をすれば良いかを検討できるようになりますので、ストレスがあったとしても自分を見失わずに落ち着いていられるというわけです。とはいえ、いきなりキャリアプランを立てるというのはそれほど簡単ではないため、もし自分だけで考えるのが難しいと感じた場合は、人事コンサルタントなどの専門家に相談してみるのも良いでしょう。